CADソフトとは?設計図を作成するための必須ツールについて解説

設計業界未経験者向けにCADソフトについて解説するアイキャッチ画像 未分類

異業種から設計業界へ転職したいけど、どんなスキルが必要なの?
そんな疑問を持っている人に向けて、当記事では「CAD」について解説します。

CADとは、「パソコンで設計図を描くためのソフト」のことです。
正式には「Computer Aided Design」の略で、建築・設備・電気などの業界では、図面作成に欠かせない存在になっています。昔は、設計図は紙に手書きしていました。
しかし現在では、多くの会社でCADを使い、

  • 建物の平面図
  • 電気配線図
  • 空調ダクト図
  • 配管図

などを作成し、現場や依頼者とやりとりしています。

では、「CADって結局どんなソフトなの?」を、できるだけイメージしやすく説明します。

CADとは何か

CADは、
「“正確な図”を描くための、設計専用ソフト」
です。

WordやPowerPointでも図形は描けますが、CADはそれを“設計レベル”まで強化したようなイメージです。

たとえばPowerPointでは、

  • 四角を置く
  • 線を引く
  • 矢印を描く

ことはできますよね。

CADも基本は似ています。
ただし大きな違いは、

  • ミリ単位で正確に描ける
  • 寸法を数値入力できる
  • 修正してもズレにくい
  • 大きな図面でも扱いやすい

という点です。つまりCADは、
「見た目のキレイさ」よりも、
“正確さ”を重視したソフトなのです。

なぜCADが必要なのか

設計業界では、「だいたい」で図面を描くことができません

例えば、

  • コンセント位置が50mmズレる
  • 配管ルートが少し違う
  • ダクトサイズを間違える

だけでも、現場で施工ミスにつながる可能性があります。

そのためCADでは、

  • 線の長さ
  • 角度
  • 距離
  • サイズ

を数値で管理します。

たとえば、

  • 「1000mmの線」
  • 「90度」
  • 「半径500」

のように、数字を入力して正確に描くことができます。

これは、WordやPowerPointのお絵描き機能とはかなり違う部分です。

実際の作業イメージ

絵のセンスは必要ない

CADオペレーターの仕事は、
「ゼロから作品を描く」
というより、

「ルールに沿って、正確に図面を整理する」
イメージに近いです。

実際には、

  • 指示通りに線を引く
  • 配管を移動する
  • 寸法を修正する
  • 図面を整える

といった作業が中心になります。

そのため、

  • 細かい作業が好き
  • コツコツ進めるのが得意
  • パソコン操作に抵抗が少ない

という人は、比較的向いていることが多いです。
「イラストセンスが必要そう」
と思われがちですが、実はそこまで重要ではありません。

Officeソフトとの違い

最大の違いは「ホイールマウスを多用する」点です。

絵心は必要ありませんが、マウスによる操作が圧倒的に多いので、慣れておくと良いでしょう。
(慣れてきたら、ショートカットキーで操作をある程度省略することもできます!)

また、マウスで線を引く時も、『1000mmの線を右に引く』と数字で指示を出すのがCADの基本です。Excelでセルに数字を入れる感覚に近いかもしれません。 

CADは難しい?

最初は独特の操作に感じるかもしれません。

ただ、多くの人は

  • Excelを覚えた
  • Wordを覚えた
  • PowerPointを覚えた

のと同じように、少しずつ慣れていきます。

特にCADは、
「よく使う操作が決まっている」
ため、反復で覚えやすい特徴があります。最近は未経験採用も増えており、
建設・設備業界ではCAD操作ができる人材の需要はかなり高めです。

「CADってどんな感じ?」を試してみる方法3つ

無料CADを触ってみる

代表的なのは Jw_cad です。

国内で非常に有名な無料CADで、
設備・建築業界でも広く使われています。

まずは、

  • 線を引く
  • 四角を描く
  • 寸法を入れる

こうした操作だけでも、「CADってこういうものか」がよく分かります。

AutoCAD体験版を触る

世界的に有名なのが AutoCAD です。

建設・設備・製造など幅広い業界で使われています。

本格的なCADなので最初は難しく感じるかもしれませんが、
「設計業界で使われるソフトの操作感」を知るには非常に参考になります。

AutoCAD体験版の利用はこちらから
AutoCAD 体験版 無料ダウンロード | Autodesk

YouTubeで「CADオペレーター 作業風景」を見てみる

実際の操作を見ると、
「思ったより事務作業に近い」
と感じる人も多いです。

特に、

  • 図面修正
  • 配置調整
  • 寸法入力

などを見ると、仕事のイメージが湧きやすくなります。

【Jw_cad】

【Autocad】

CADソフト比較表

利用料金メリットデメリット
Jw_cad 無料・直観的に操作できる・工務店や中小規模の会社で使用されることが多い・取引先によってはAutocadのデータ形式に変換する必要がある
AutoCAD 体験期間中無料・汎用性が高く就職に強い・多機能のため、習得にやや時間がかかる
・体験期間が過ぎるとサブスク利用料が必要
※2026.5月現在

ここまでで、
「CADとは、正確な図面を作るためのソフト」
というイメージは掴めたと思います。

そして、CADを理解するうえで次に重要になるのが、
「ベクター」という考え方です。

実はCAD図面が、

  • 拡大しても線がキレイ
  • 修正しても崩れにくい
  • ミリ単位で扱える

のは、“ベクター方式”という仕組みで動いているからです。

その「ベクターソフトとは何か」を、以下の記事ではさらにかみ砕いて解説しています。

まとめ「CADは思ったほど難しくない!」

今回の記事では、設計業界へのはじめの一歩といえるツール「CAD」について解説しました。

「難しそう」「理系じゃないと厳しい」と思われがちな業界ですが、そんなことはありません。

コツコツと地道に作業ができれば、十分に将来性を見込める職種と言われています。

効率的にCADを覚える方法はあるの?

独学でも始められますが、現場で求められる『正確さ』を身につけるなら、プロに教わるのが最短ルートです。未経験から転職を成功させた人が通ったスクールはこちら

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